学校の先生にこうやって教えてほしいとか、
逆にこうやって欲しくないというものがいくつかあるんですが
それの一番最初に持ってきたいのが『みはじ』です!

小学校で道のり(距離)、速さ、時間の関係を習うときに
必ず出てくるこの図ですが、ウチでは
全く要らない😜
と思っています。
その理由を挙げていきますと、
①覚えるのが大変
そもそも使えるかどうかの前に覚えられない子がいると思います。
どれがどこなのか、掛けると割るはどちらなのかそれなりに混乱します。
できない子のために考えられたのでしょうが、余計な知識に脳の容量を持っていかれるので
負担になると思います。
②掛け算一本で十分
分速50mで10分歩いたら何メートル進みますか?
という質問に答えられない子はあまりいないでしょう。
50×10=500 500mですね。
日常生活の感覚で答えられるようです。
じゃあ『速さに時間を掛けたら道のり(距離)になる。』
とだけ覚えておけばいいのです。
③穴あき算で方程式への架け橋に
②の掛け算を覚えておけば、あとは与えられなかった部分を▢などにして
穴あき算を作り、それを解けば解決ですね。
例えば500m進むのに分速50mで何分かかりますか?なら
500=50×▢ ▢=10 10分
これが解けない子も少ないと思います。
この穴あき算、算数の文章題の問題文から数式に変換する訓練に非常に役に立ちます。
また、中学で方程式を習うときも同様の変換、計算をするので(▢が文字に代わるだけなので)
早めに慣れておくことができます。
まあこの問題文→数式の変換には読解力も必要なので国語にも力を入れて欲しいなんてのも
学校の先生にして欲しいことではありますが、、、。
それはまた別の記事で。
そうそう、この『みはじ』ですが、全国の塾の先生
特に個人で頑張っている方々を中心にかなり否定的です。
理由については各人少しずつ違うようですが、必要ないという点では一致しているようです。
惰性でなのか教科書の通りなのかは知りませんが、早くなくなればいいですね。
そうすればきっと算数や数学の苦手な子や嫌いな子が減るのではないかと思います。
一教育者としてそんな未来を願っています。
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