今日は雑学です。
今日から四月ということで、かなり暖かくなって桜も満開ですね。
しかし今年の初めは北海道などで記録的な大雪となったようです。
そこで道路に降り積もった雪が凍ってスリップ事故が起きないように道路に撒かれるのが
融雪剤です。
これの主成分は塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどで、まあざっくり言うなら塩ですね。
ではなぜ雪に塩を撒くと凍りにくくなるのでしょう?
理科の実験で氷に塩を振って温度を測る実験をしましたね。
水の融点は0℃なので水になにも混ざっていなければ温度は0℃になるはずです。
しかし温度計はそれよりも低い温度を示しました。
つまり水に塩が混ざると融点は低くなるのです。
『ふーん、それで?』という声が聞こえそうですね。
融点が低くなるということは、より寒くならないと道路が凍結しないことを意味します。
というわけで、凍っていたものは溶け、新しく降った雪も凍りにくいことになります。
素晴らしいですね。
ただし、問題もあります。
道路に塩水が発生するわけですから、それが車に付くと当然塗装を傷めます
小さな傷でもそこから錆びてしまうことが心配されますので
帰ったらよく洗い流すのがいでしょう。
また、全部が塩化ナトリウムというわけではないので、
直接口に入れるのも避けた方が良いでしょう。
こんな雑談はウチの生徒にはよくします。
小中学生の理科離れが進んでいるということですが、
原因のひとつは先生の話がつまらないことだと思います。
授業の進行進捗も大切ですが、すべての立場の人々が雑談、雑学の重要性を
もっと知ってくれたらと思います。
そんな理念で授業をしている私の塾の
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