今日も授業で生徒に質問して答えの返ってこなかったことのお話です。
1次方程式で移項ってしますよね。
イコールの反対側に項の符号を反対にして移動するやつです。
『そうやってできるからそうしてください』
とだけ学校で教えられたと聞いて、愕然としたので
私の授業で補足しておきました。
そもそもなんで移項できるのか?
1次方程式は
両辺に同じことをする分にはイコールが崩れない
んですよ。
つまり、両辺に同じものを足したり、両辺から同じものを引いたり
両辺に同じものを掛けたり、両辺を同じもので割ったりしても
両辺の大きさが一緒というのは変わらないんです。
具体的には
2x=x+2…①
のような式で両辺からxを引いてやります。すると
2x-x=x-x+2…②
となり右辺を整理すると
2x-x=2…③
となりますね。
この①から③への直接の変化が移項です。
つまり②の考え方を飛ばして結果だけを甘受したのが移項だといえます。
もちろん計算としては理屈が分からなくてもできますが
理屈が分かったほうがより納得して学習を進められるのではないかと思います。
時間効率を重視したり、どうせ聞いてもらいないからと諦めないで
学校の授業にもこの説明があればいいのにと思います。
(ウチの生徒の学校ではなかったそうです。聞き逃しの可能性もありますけど(>_<))
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